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》ポルノ映画館編


オンライン作品ノベル<ショタい験 ポルノ映画館編>より抜粋

 小汚い小さな映画館。地下からはこれまた薄汚い50ぐらいのおやじがちょうど階段を上って来た。僕を嘗め回すような視線で見つめながら・・。
 階段を下りるとすぐにチケット券売機があった。「500円」ずいぶん安いな。僕はチケットを買うとすぐ横の受付のおばちゃんにチケットを渡した。無言で半券をもぎると僕に突っ返す。狭いロビーはおやじたちでごった返していた。異様な光景。
 そのすべてのおやじたちの視線が僕に向けられているように感じる。おやじにまじってどっからみても男なやつが僕みたいなミニスカートに編みタイツ、安っぽい鬘をかぶって無表情で立っている人もいた。
『な・・なんだ、ここ・・』
 すでに一刻も早くこの場から出たい思いでいっぱいになった。でも志村さんからの絶対命令を受けている僕は、引き返すわけも行かず、恐る恐る館内の扉を開いた。薄暗い館内はロビーよりもさらにごった返していた。席数にして100も無い狭い小さな館内。古ぼけたスクリーンにはポルノ映画が上映されている(当然だが・・)。
 一番後ろの席の裏から、両脇まで立ち見客も窮屈そうなぐらいの大人数。外からは想像も付かない世界。僕が入ると立ち見の客から無数の視線を感じた。なんとか映画を見る場所を確保しなきゃ・・。でも席は満席だし暗くて良く見えない。きょろきょろしていた僕の腰を誰かがぐぐっと引き寄せた。数人の人の気配。僕がおどおどしているとぐいぐいと立ち位置を移動させられ、気が付くと僕は館内の後ろ隅に追い込まれていた。
『な、なんだぁ・・?』
 実は身長160cmにも満たない僕。周りを取り囲まれて映画のスクリーンが全く見えない。まずい、これじゃ取材にならない!などと思っていたら、数本の手が僕の股間に触れてきた。
『な!!ま、まずい、こんな格好で入館したもんだから痴女と勘違いされたんだ・・。なんてこったぁ。・・あ、でも待てよ、僕が男だって分かったらとっとと退散するだろ・・。』
 僕はそう思いちょっと冷静になった。僕がそうこう考えているうちに、超ミニスカートだったのであっという間にたくし上げられ、パンティもひざまで下げられた。そうこうしているとキャミソールもたくし上げられ、乳首までもろだし状態に・・。手が僕のチンコに触れてきた。
『残念だったね、男だから。』
 次の瞬間僕のこの思いが消し飛んだ。

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